
育児休業給付金は、育休に入ればすぐに振り込まれるものだと思っていました。
しかし、私が出産したのは11月。初めて育児休業給付金が振り込まれたのは、翌年の5月でした。
出産から数えると、約半年後です。
私は10月から産休に入っていたため、11月のお給料はほとんどありませんでした。そこから翌年5月まで、育児休業給付金も入ってこない状態が続きました。
人事に確認しても、返ってきたのは「手続きは進めています」という回答だけ。
いつ入るのか分からないまま口座を確認し、貯金が少しずつ減っていく時間は、想像していた以上に不安でした。
この記事では、11月の出産から翌年5月の初回入金までに起きたことと、給付金がなかなか入らないときに確認できることをまとめます。
※この記事では、実際に受け取った金額は公開していません。制度の説明は2026年8月時点の公的情報をもとにしています。
11月に出産し、初回の振込は翌年5月
私の初回入金までの流れは、次のとおりでした。
- 10月:産前休業に入る
- 11月:出産
- 12月〜翌年4月:入金を待つ
- 翌年5月:初回の育児休業給付金が振り込まれる
初回は、2か月分がまとめて振り込まれました。
私が伝えたいのは、いくらもらったかではありません。
給与がほとんど入らなくなってから、給付金が振り込まれるまでに、長い空白期間があったことです。
制度上、出産した女性の育児休業給付金は、出産後すぐに申請できるものではありません。
出産日の翌日から8週間は産後休業で、産後休業から続けて育児休業を取得する場合、育児休業の開始日は原則として出産日から58日目です。さらに、初回の支給申請ができるのは、育児休業の開始から2か月が経過したあとです。
申請書類を提出したあとも審査があるため、実際の支給決定までにかかる時間は申請状況などによって変わります。
こうした流れを知れば、出産から初回入金まで間が空く理由は分かります。
それでも、生活する側からすれば、家計への影響は給与が減った時点から始まっています。産休に入ってから考えると、私はかなり長く待っているように感じました。
人事に確認しても、振込日は分からなかった
初回の振込がなかなかなく、私は人事にも確認しました。
返ってきたのは、「手続きは進めています」という回答でした。
申請を忘れられているわけではなさそう。必要な手続きも進んでいる。それでも、具体的にいつ振り込まれるのかは分かりませんでした。
口座を確認しても入金はなく、「本当に振り込まれるのかな」「あと何か月待てばいいんだろう」と、漠然とした不安がありました。
ハローワークに問い合わせることも考えましたが、会社がいつ申請したのかも分からず、何を伝えれば確認してもらえるのかも分かりませんでした。
そこでインターネットで調べてみると、初回の振込までに数か月かかったという体験談がいくつも見つかりました。
「私だけではないなら、もう少し待ってみよう」
そう思い、私はそのまま待つことにしました。
給付金が入らないときは、自分がどの段階か確認する

私のように何も分からないまま待ち続けないためにも、給付金が入らないときの確認先を知っておくと、状況を整理しやすくなります。
まず確認したいのは、自分の手続きが次のどこまで進んでいるかです。
- 勤務先がまだ申請していない
- 勤務先が申請し、ハローワークで審査中
- 支給が決定し、振込を待っている
会社が申請したか分からない場合
まずは、勤務先の人事や労務担当者へ確認します。
厚生労働省のQ&Aでは、勤務先が申請したかどうかについて、ハローワークでは回答できないと案内されています。
勤務先には、次のことを聞くと状況を整理しやすくなります。
- ハローワークへの申請は済んでいるか
- 申請したのはいつか
- 支給決定通知書は届いていないか
- 申請先のハローワークはどこか
「手続きは進めています」だけでなく申請日まで分かれば、まだ勤務先で準備中なのか、ハローワークで審査中なのかを切り分けやすくなります。
会社は申請済みだが、通知書が届かない場合
勤務先が申請済みなのに支給決定通知書が届いていない場合は、勤務先の事業所所在地を管轄するハローワークで審査中と考えられます。
厚生労働省のQ&Aでは、審査状況を確認したい場合は、事業所を管轄するハローワークへ来所して問い合わせるよう案内されています。
個別の審査状況は、個人情報保護のため電話では回答してもらえません。来所する場合は、窓口や必要な持ち物を事前に確認しておくと安心です。
また、ハローワークでも個々の受給者の入金日は把握していないため、具体的な振込日までは分かりません。
支給決定通知書が届いている場合
支給決定通知書が届いている場合は、通知書に記載された支給決定日を確認します。
支給決定後は、おおむね1週間程度で指定口座へ振り込まれると案内されています。
申請済みか、審査中か、支給決定済みか。自分が今どの段階にいるか分かるだけでも、何も分からずに待ち続ける不安は少し軽くなると思います。
初回入金までの生活費も考えておく
育児休業給付金は、育休に入った翌月から、毎月すぐに振り込まれるものではありません。
これから産休や育休に入る人は、初回入金まで数か月かかる可能性を考えて、生活費を準備しておくと安心です。
私自身、育児休業給付金の金額については調べていました。
しかし、初回の振込までこれほど時間が空くことは、十分に想定できていませんでした。
「最終的には振り込まれる」と分かっていても、入金予定日が分からない状態で貯金が減っていくのは不安です。
準備するときは、給付金の見込み額だけでなく、次のことも確認しておくと家計を考えやすくなります。
- 産休に入ったあとの最終給与は、いつ、どのくらい入る見込みか
- 出産手当金と育児休業給付金は、それぞれいつ申請する予定か
- 育児休業給付金の申請は、勤務先がどの時期に行う予定か
- 数か月収入が少なくても支払える生活費を用意できているか
家庭によって、給与の締め日や申請時期、受け取れる手当は異なります。
すべてを正確に予測するのは難しくても、「すぐには入らないかもしれない」と知っているだけで、産休前に確認できることは増えます。
振込を待つあいだに、知っておきたかったこと

私は10月に産休へ入り、11月に出産しました。
初めて育児休業給付金が振り込まれたのは、翌年5月。初回は2か月分がまとめて入金されました。
結果的には無事に振り込まれましたが、給与も給付金もほとんど入らない期間が続き、いつまで待つのか分からないことに不安を感じました。
今振り返ると、知っておきたかったのは「数か月かかることもある」という情報だけではありません。
勤務先はもう申請したのか。今は審査中なのか。支給決定は済んでいるのか。
この3つを分けて確認する方法でした。
これから産休や育休に入る人は、給付金の金額だけでなく、初回の入金まで時間がかかる可能性も家計に入れておくと安心です。
なかなか振り込まれないときは、まず勤務先に申請日と通知書の有無を確認する。申請済みなら、必要に応じて管轄のハローワークへ確認する。
問い合わせ先と確認する順番を知っておくことが、何も分からないまま待ち続ける不安を少し減らしてくれると思います。
参考にした公的情報
制度や手続きは変更される可能性があります。最新情報は厚生労働省の案内や、勤務先の人事・労務担当者へご確認ください。