子育て

子どもが水をこぼしたとき、すぐ「大丈夫?」と言えない自分が嫌になる

忙しい朝、子どもが水をこぼすと優しい言葉より先に怒ってしまう。そんな自分を責め続けず、最初の一言を変えるために試していることを書きました。

慌ただしい朝、水をこぼした男の子のそばで立ち止まるショートヘアのママ

朝の忙しい時間に、子どもがコップの水をこぼす。

そんなとき、私の口から最初に出てくるのは、

「なんでこぼしたの?」

「もう、時間ないのに」

「早く拭いて」

という言葉だったりします。

本当は、最初に「大丈夫?」と言ってあげたい。

怒るほどのことではないと分かっているし、子どもだってわざとこぼしたわけではありません。

それなのに、すぐに優しい言葉をかけられない。そんな自分が嫌になることがあります。

予定外の出来事が起きると、余裕がなくなる

水をこぼした子どものそばで、最初の一言を選ぼうとするママ

私が特にイライラしやすいのは、時間に余裕がない朝です。

子どもが水をこぼす。

着替えてほしいのに、遊び始める。

出かける直前に、棚から物が落ちる。

一つひとつは、たいした出来事ではありません。

でも、

「あと何分で家を出なければいけない」

「まだ着替えも終わっていない」

「自分の準備もできていない」

という状態で予定外のことが起きると、一気に頭の中がいっぱいになります。

水をこぼした子どもを心配するより先に、

「床を拭かなきゃ」

「着替えさせなきゃ」

「遅刻する」

という考えが押し寄せてくるのです。

私は、子どもに怒っているというより、予定どおりに進まなくなったことにイライラしているのかもしれません。

夫は、びっくりするほど優しい

ぬれた腕を確認する夫のそばで、タオルを持って見守るママと兄弟

子どもが何かをこぼしたり、転んだりしたとき、夫はすぐに、

「大丈夫?」

と言います。

夫は、びっくりするほど私にも子どもにも優しい人です。

子どもがよくないことをしたときも、大きな声で怒ることはほとんどありません。

感情をぶつけるのではなく、子どもと会話をしながら、

「これはよくなかったよね」

「どうしたらよかったと思う?」

と、冷静に聞くことができます。

子どもが自分で考えられるように話しながら、きちんと叱る。

私が理想としている対応を、夫は自然にできているように見えます。

一方で私は、頭で考えるよりも先に感情が出てしまいます。

「どうしたらよかったと思う?」と聞く前に、

「もう、何してるの!」

「だから言ったでしょう」

と、強い言葉が口から出てしまう。

夫の対応を見るたびに、

「ああ、本当はこうやって話せばいいんだよな」

と思います。

同時に、

「どうして私は、同じようにできないんだろう」

と落ち込むこともあります。

夫と比べて、自分は短気で、母親として未熟なのではないかと思ってしまうのです。

「大丈夫?」と言えないから、子どもを大切にしていないわけではない

以前は、最初に優しい言葉をかけられない自分は、母親としてダメなのではないかと思っていました。

でも、少し冷静に考えてみると、私は子どものことをどうでもいいと思っているわけではありません。

水をこぼしたあとは、服がぬれていないか確認するし、滑って転ばないように床を拭きます。

強く言いすぎたと思えば、あとから謝ることもあります。

すぐに「大丈夫?」と言えなかったとしても、子どもを大切に思っていないわけではありません。

ただ、その瞬間は感情が先に出てしまった。

もちろん、余裕がないから何を言ってもいいわけではありません。

でも、できなかった自分を責め続けても、次に優しくなれるわけではない気がしています。

最初の一言を変える練習をしている

こぼれた水を、男の子兄弟と一緒にタオルで拭くママ

私は今、子どもが水をこぼしたときに、完璧に優しく対応しようとは思わないようにしています。

その代わり、最初の一言だけを少し変える練習をしています。

「なんでこぼしたの?」ではなく、

「ぬれてない?」

「タオル持ってこよう」

「一緒に拭こう」

と言ってみる。

どうしても「大丈夫?」が出てこないときは、無理にその言葉を使わなくてもいいと思っています。

責める言葉を一つ減らすだけでも、子どもが受け取る印象は変わるはずです。

もちろん、毎回できるわけではありません。

気づいたときには、もう「もう!」と言っている日もあります。

そんなときは、落ち着いたあとに、

「さっきは怒ってごめんね。水をこぼしてびっくりしたよね」

と伝えるようにしています。

一度も怒らない母親にはなれなくても、間違えたあとにやり直すことはできます。

朝のイレギュラーをなくすことはできない

子どもと暮らしている限り、予定外の出来事はなくなりません。

急に水をこぼすこともあれば、着替えた直後に服を汚すこともあります。

なぜ今日に限って、と思うような出来事は、たいてい時間のない日に起きます。

だからこれは、簡単に解決できる問題ではないのかもしれません。

前日の夜に準備をしても、早く起きても、イライラする日はあります。

「今後は絶対に優しく対応する」と決意しても、また同じように怒ってしまうこともあります。

たぶん、私にとってはずっと続く課題です。

それでも、自分の反応に気づけるようになっただけ、以前より少しは変わっていると思いたいです。

すぐに優しくなれない日があってもいい

強く言ってしまったあと、目線を合わせて子どもに謝るママと見守る兄弟

子どもが水をこぼしたとき、最初に「大丈夫?」と言える夫を見ると、今でもすてきだなと思います。

私もそうなりたいです。

でも、すぐに言えなかった自分を、必要以上に嫌いになるのはやめたいと思っています。

余裕がなくて、頭では分かっていても、優しい言葉を選べない日もあります。

大切なのは、怒ってしまった自分を責め続けることではなく、次の一回で少し言い方を変えてみること。

今日できなくても、明日はできるかもしれません。

明日もできなくても、あとから謝ることはできます。

子どもに優しくしたいと思って悩んでいる時点で、私はきっと、子どものことを大切に思っている。

そう考えながら、次に水をこぼされたときは、まず一呼吸置くところから始めてみようと思います。

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